一輪車で挑戦できる技は難易度の低いものから高いものまで数多くあります。
技の指標のひとつとして、日本一輪車協会が定めた『日本一輪車協会技術認定』という検定があります。
小学校で一輪車を楽しむ子は多いものの指導できる人が近くにいないため、どんな技があるのかさえ分からない。
「もっと一輪車を楽しみたいけど何をどう練習したらいいか分からない!」そのお悩みを解決!
私は技術検定で、エキスパート2級を達成。
また世界大会レースの部ではチャンピオンとなり、これまで数多くの子供達に技の指導を行ってきました。
クラブチームに入っていなくても本記事を見て実践すればこんな技も出来るようになる!
今回は初心者が挑戦できる技『6級』の紹介から練習方法、習得のコツまで徹底解説しちゃいます。
▶️【元世界チャンピオン】一輪車の技を最速で習得する練習方法も
あわせて読んで参考になれば幸いです。
技を習得できると一輪車がもっと面白くなりますよ。
ぜひ、挑戦してみてくださいね!
一輪車の検定とは?
一輪車の検定は7級から1級、エキスパート3級~エキスパート1級の計10級で構成されています。
7級〜5級は初心者でも十分習得可能な技ばかり。
4級〜1級は中級者、エキスパート3級〜エキスパート1級は上級者向けの技になります。
7級の技はこちらで紹介しているので、あわせて読んでね☺︎
さあそして!今回ご紹介したい6級の技は⬇️下の5つです。
- 逆足補助なし乗車
- 8の字前進(大)
- 前進走行によるスラローム
- 段差降り
- 半回転バック
この中から実践的に使える3つの技をピックアップしてご紹介します!
道具を使って挑戦しよう!『6級』の技〜3選〜
- 8の字前進(大)
- 前進走行によるスラローム
- 段差降り
まずこの3つの技の練習に必要なものはこちらです⬇️
技 | 必要なもの |
8の字前進 | チョーク(地面にかく) |
スラローム | 小さいコーン(5〜7個) |
段差降り | 段差のある場所 |
8の字前進(大)
大きな8の字を描くように全身走行しましょう。
7級の方向転換の応用技です。
二重線で8を書き、間を進めたら完璧!
練習方法
- 地面に目印となるコーンを置くかチョークで8の字を書きます。
- 歩いてイメージを掴んだら、乗車して練習しましょう。
- スタート地点は真っ直ぐ進める位置から乗車しよう。
- 片手を補助してもらい、できたら一人でやってみよう!
両手を広げ、バランスをとりやすくしましょう。
コツ
顔の角度と視線は進行方向に向けます。
タイヤの方向で旋回の角度が決まるので、体の向きを進行方向へ45度ひねることで自然と曲がります。
足は力を入れる強さを少し変えましょう。
- 左に旋回する→左足の漕ぐ力を強く
- 右に旋回する→右足の漕ぐ力を強く
外側の足は軽く大きく回しましょう。
前進走行によるスラローム
小さなコーンを等間隔に置き、右左と避けながら進みます。
練習方法
- 5~7m助走してから、スラロームしましょう。
- コーンの数は1、2個から始め、5~7個くらいを目標に練習してみよう!
コツ
左右のフリは大きすぎず、小さすぎないように気をつけましょう。
理由は大きすぎると戻るのが大変になり、小さすぎるとコーンにペダルや車体が当たってしまうためです。
横から片手を補助して、スムーズに進めるようなったら一人でやってみよう!
段差降り
段差のあるところで乗車したまま降りる技。
この技をマスターすることで、ちょっとした段差でも走行したまま降りれるようになり便利!
練習方法
- 体重をかけても動かない1段の段差で練習しましょう。
- いきなり高い段差から練習するのは危ないので、3センチくらいから始めましょう。
コツ
降りる際片方の手でサドルを持ち、安定させます。
両ももでサドルを挟みこみながら降りましょう。
まとめ
一輪車に乗れたら、道具を使ってできる技を3つご紹介しました!
少しの工夫で『ただ乗るだけでなく、楽しんで』運動神経を向上させることができます。
技に挑戦してできた時はとても嬉しく、子供の挑戦する気持ちを育てます。
少しのスペースがあればどこでも手軽に練習できますので、ぜひ挑戦してみてくださいね!