一輪車競技をする上で演技部門では技の練習は終わらない挑戦で、ひとつでも多くの技を習得したいものです。
一輪車演技では習得していかなければならない技の数がとても多く、どう練習すれば早く技を習得できるのか?
これまで演技部門レース部門合わせて500以上メダルを取り続けて、国際大会ではソロの部2位(レース部門1位)になった私の経験を今回解説していきます。
一輪車演技では基礎練習、曲にあわせての練習、振り付けの練習など多岐に渡るため、技の練習ができる個人練習の時間は限られています。
そのため、効率的に技を習得することが大会で勝ち続ける秘訣のひとつといえるでしょう。
一つでも多くの技を効率的に習得するために、練習時間や方法についてご紹介していきます。
一輪車の技の種類
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主に技術を種類別にすると下の5つに分類されます。
どの種類の技術もそれぞれ、難易度の幅があります。
- スピン系
- ホッピング
- 立ちグラ(バランス系、回転系)
- 乗車技
- テクニカル系
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種類別に自分のレベルに応じて、挑戦する技をまず決めていきましょう。
技術を習得するまでの流れは3step
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技術を練習する前にやるべきこと
1.決める
具体的に挑戦する技を決めます。
基本的にはその技ができるまでは他の技の練習はしません。
2.見る
習得したい技を自分の中でイメージできる程度まで、できる人のやり方を見ます。
自分の目で、できる人の動きを直接みましょう。
近くにその技ができる人がいない場合は動画を見て学びましょう。
練習開始後も上手くいかないポイント、ポイントで見て、試してを繰り返します。
3.聞くor調べる
実際にその技ができる人にやり方、練習方法、補助の仕方、コツを聞きましょう。
コツを意識しながら練習を繰り返すことで習得スピードが格段にupします。
聞ける環境があれば必ず聞いてから練習を始めてください。
練習後上手くできないときはさらに実践してみて、アドバイスしてもらいましょう。
具体的な練習日と時間
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何にでも共通して言えることですが、毎日少しの時間でもいいので練習することをオススメします。
理由は一輪車は特に感覚が重要なスポーツだからです。
短い時間でもいいのでなるべく日にちを空けずに継続して練習することをオススメします。
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試合の間隔にもよりますが、試合毎に成長できるように意識すること。
練習日の配分を決めよう
1.メイン練習は個人練習日
一度に多くの時間が確保出来る個人練習日に習得を目指しましょう。
2.チーム練習日、休憩時間
技のレベルによりますが、1日で習得できることはほぼないものです。
チーム練習日には休憩時間を活用し、習得したい技の練習と団体演技内で苦手な箇所の復習をしましょう。
練習時間
一回の練習で集中して練習しましょう。
1日1時間~8時間。
休憩は水分補給程度で長くはとりません。
技術を定着させる方法
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進歩した瞬間、成功した瞬間は練習を止めず、必ず繰り返し練習を継続させてください。
一度できたタイミングは体がその技の感覚を掴めた瞬間です。
体に技の感覚を定着させるための最重要ポイントです!
【コンパススピンを例に説明します】
『今までは足を着いた瞬間に落車』していたけど、『一回転できた!』というタイミングでは絶対に練習を中断しないこと。
同様に『完全に技が初めて成功したタイミング』でも間髪入れずに5回~10回ほどは練習を継続してください。
具体的な例を用いた練習方法の流れ
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私の記憶によく残っている技では360度で、習得するのに3ヶ月ほどかかりました。
サドルを前に外しジャンプしてる間に車体を横に1回転させ、体をサドルの上に戻す技です。
まずこの技を挑戦する前に180度と270度はマスターしていたので、国際大会出場に向けて360度の習得を目指すことにしました。
(上の解説の【①決める】の部分です。)
この当時は360度の技ができる人は日本に数人しかいなかったので、全国大会の時に見て、コツや補助の仕方などを聞きました。
(これは上の解説【②見る、③聞く】の部分です。同じクラブでできる人がいればもっと②見るは実践できる部分だと思います。)
しかしこの技は着地時に体が浮いてしまったり、足をペダルにぶつけたり特にアクロバッティックな技で恐怖心がなかなか拭えず、習得までに3ヶ月くらいかかりました。
補助してもらいながら、主に個人練習日に練習を積み重ね、チーム練習の休憩時間も利用して毎日何度も練習しました。
あと一歩のところで上手く着地できなかったり、腕の補助を外すと急にできなくなってしまい、再度アドバイスももらいました。
ほぼ補助なしで飛べるようになってからも、一人でやろうとすると恐怖心が強く後退してしまう。
最後は腕の補助してもらっていたところにハンカチを巻き、できると自分に言い聞かせながらイメージを膨らませ、感覚を大事にし成功することができました。
習得までのラスト一週間は1日3時間~8時間ほど練習した日もありました。
まとめ
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技術の難易度によって数日でできてしまうもの〜何ヶ月もかかるものまでざまざまです。
技の種類別に一つずつワンランク上の技術にコツコツ挑戦していきましょう。
どの技であれ『1.決める2.見る3.聞く』をした上で集中して練習することが最速で上達する近道です。
この『集中して』練習することはとても重要です。
ダラダラ練習してはいけません、『全集中』です!
練習はどうしたら成功するかひとつずつ考えつつも『体の感覚』を大事に取り組むことで必ずゴールできるはずです。
『全集中』しながら『感覚を大事にする』ことが今回の最大のポイントです!
毎日の積み重ねは成功の道へと繋がっています。
成功した時の喜びは最高の達成感、成功体験として一生の財産になります。
一つでも多くの技ができるようになりますよう応援しています!