HP制作に役立つ資格はどんな内容?
HTML5プロフェッショナル認定試験レベル1の試験の難易度はどれくらい?
スキルアップ、会社へのアピール、転職に向けてなどアピールとして役立つ資格取得。
その中でもHTML5に関する資格として「HTML5プロフェッショナル認定試験レベル1」があります。
どんな資格でどれくらいの難易度なのか気になりますよね。
合格することで、HTML5を用いたWebデザインスキルを証明することができる資格が「HTML5プロフェッショナル認定試験レベル1」です。
私はスキルアップを目的として2022年2月に試験に合格してきました。
実際に試験勉強を進め、感じた経験を元にhtml5プロフェッショナル認定レベル1とはなにか、試験範囲や出題設問の難易度を解説していきます。
HTML5プロフェッショナル認定レベル1って?
HTML5プロフェッショナル認定試験は、HTML5やCSS3、レスポンスWebデザインなどに関する試験です。
HTML5が中心に出題されますが、同じマークアップ言語であるCSSやJavaScriptについても問われます。
プログラミング学習やHP制作に興味がある人にぴったりです。
そもそもHTML5ってなに?
HTMLとはHyper Text Markup Language(ハイパーテキストマークアップランゲージ)の略です。
Webページを作るための言語のようなものです。
HTML5とは、HTMLのバージョン5、改訂第5版のことをいいます。
初版のHTML1は1993年の開発されました。
それからバージョンアップされていき、2014年10月28日にHTML5が誕生しました。
今ではホームページ制作には必須となり、現在最新のHTMLがhtml5です。
試験正式名称
公式サイトによると HTML5プロフェッショナル認定レベル1の正式名称及び略称は下記の通り。
履歴書の記入や会社への申請で使いましょう。
正式名称(和名) | HTML5プロフェッショナル認定 レベル1 |
正式名称(英名) | HTML5 Professional Certification Level.1 |
略称(和名) | HTML5(CSS3) レベル1 |
略称(英名) | HTML5(CSS3) Level.1 |
試験概要
試験主催団体は特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(LPI-Japan)で実施されています。
IT系の資格ではおなじみの信用できる団体及び試験だと言えるでしょう。
試験時間、問題数、受験料などは下記の通り。
テストの合否が最後に出てくるので、いつもドキドキします。
試験時間 | 90分 |
試験問題数 | 約60問 |
受験料 | 15,000円(税別) |
試験実施方式 | コンピュータベーストテスト(CBT) |
合否結果 | 合否結果は試験終了時に表示 |
優位性の期限 | 5年間 |
レベル1に合格する目安は、40~60時間の勉強時間が必要と言われています。
あくまで目安ですので、勉強時間は受験者の知識や経験により前後するでしょう。
仕事で評価される資格
企業が支援する資格として認められていることも珍しくありません。
企業支援制度の内容は企業によって様々です。
- 合否に関わらず受験料補助される
- 合格すると一時金または昇給
このような補助を実施している企業も多いので、一度自分の会社の制度を見てみるとよいでしょう。
HTML5プロフェッショナル認定レベル1の試験範囲と内容
公式サイトによると主に下記の5つの分野から出題されます。
- Webの基礎知識
- CSS
- 要素
- レスポンシブWebデザイン
- APIの基礎知識
出題される各項目に対して、10段階で評価される重要度が設定されています。
この重要度が高い問題ほど出題され易いため、重要度が高い項目は様々な観点から問われます。
それぞれについて解説していきます。
Webの基礎知識
項番 | 項目 | 重要度 |
---|---|---|
1.1.1 | HTTP, HTTPSプロトコル | 8 |
1.1.2 | HTMLの書式 | 9 |
1.1.3 | Web関連技術の概要 | 6 |
特に重要なのは「HTTP, HTTPSプロトコル」と「HTMLの書式」です。
HTTPに関する基本的な知識やエラーコードの意味を理解しておきましょう。
また、htmlの基本的な書式で記述できるよう覚えておくことが大切です。
本項はWEBサイトを正常にブラウザ表示させるために重要な知識です。
画像ファイルの拡張子について問われる場合があります。
CSS
工番 | 項目 | 重要度 |
---|---|---|
1.2.1 | スタイルシートの基本 | 7 |
1.2.2 | CSSデザイン | 9 |
1.2.3 | カスケード(優先順位) | 2 |
特に重要なのは「スタイルシートの基本」と「CSSデザイン」です。
スタイルシートの基本では見やすく効率的なコードの記述や、複数ページで共有する設定などが問われます。
CSSデザインでは、要件に沿ったデザインをするためにどのようにコードを記述するのか理解しましょう。
きちんとルールを覚え理解しておけば確実に得点を稼げる項目になります。
初心者には難しいと思われがちですが、基本的な仕様を覚えておけば解ける問題が多いので、しっかり暗記することが大切です。
WEBサイトのデザインに大きく関わる項目になるので、しっかり覚えておきましょう。
要素
工番 | 項目 | 重要度 |
---|---|---|
1.3.1 | 要素と属性の意味(セマンティクス) | 10 |
1.3.2 | メディア要素 | 6 |
1.3.3 | インタラクティブ要素 | 7 |
要素はHTML5プロフェッショナル認定レベル1において、もっとも重要な出題範囲です。
なぜなら、HTML5になって新たに定義された要素を多く含むためです。
特に、最高重要度10を示す「要素と属性の意味(セマンティクス)」は、最重要項目です。
HTML要素や属性のセマンティクスをしっかりと理解しましょう。
WEBページを作成する方法について理解を深めておくことが大切です。
出題数も多いので、しっかりと網羅的に理解し、試験対策を実施しましょう。
レスポンシブWebデザイン
工番 | 項目 | 重要度 |
---|---|---|
1.4.1 | マルチデバイス対応ページの作成 | 4 |
1.4.2 | メディアクエリ | 5 |
1.4.3 | スマートフォンサイト最適化 | 3 |
様々な画面サイズに対応できるページの実現方法について問われます。
特に昨今重要になっているスマートフォンサイトの最適化については実践的な内容が出題されます。
APIの基礎知識
項番 | 項目 | 重要度 |
---|---|---|
1.5.1 | マルチメディア・グラフィックス系API概要 | 5 |
1.5.2 | デバイスアクセス系API概要 | 4 |
1.5.3 | オフライン・ストレージ系API概要 | 8 |
1.5.4 | 通信系API概要 | 3 |
APIとは、Application Programming Interface(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)の略です。
ネットワーク環境を通じて外部からデータや機能を呼び出して利用することができるWeb APIがよく使われています。
特に重要な「オフライン・ストレージ系API概要」はしっかりと押さえておきましょう。
JavaScriptを使用し、Webサイト上で扱われたデータをブラウザ経由で端末内部に保存する仕組みについて問われます。
最後に
HTML5プロフェッショナル認定レベル1の合格を目指して数か月で合格を目指しましょう!
実際に合格した勉強方法はこちら↓で纏めております。
参考書でまずは問題を解いて試験対策をしていくことが大切です。
おすすめの参考書はこちら↓
公式の問題集なので、試験範囲に関する問題が記載されています。
きちんと理解して覚える項目はきちんと覚えていきましょう。
合格に向けて挑戦してみてはいかがでしょうか。