「タイムを上げたいけどどう練習すればいいのか、どこを改善すればいいのか分からない。」
一輪車は国内でプロとして活動することは極めて難しく、素人の指導者がほとんどです。
そのため上達するには、自分で色々な方法を試していくしかないのが現状です。
私は2歳から一輪車に乗り始め、フリークランクで12秒台、規定クランクで13秒台の記録を達成しました。
一輪車の繁栄には技術の継承が不可欠で、今まで演技部門では多くのチームの指導を行ってきました。
競技(スポーツ)としての一輪車は記録や技に挑戦し達成することで、大きな自信と成功体験が積めます。
今回一輪車競技部門(レース部門)の技術を初めてみなさんに公開します。
タイムが必ず早くなる方法ですから、ぜひ参考にしてくださいね。
『一輪車ってどんなスポーツ?』はこちら。
一輪車に乗れるようになったら挑戦したい技初級編はこちら。
100mで速く走るために意識すること6選
- サドルを両手で持ち脇をしめて走る
- タイヤの左右のブレを最小限にする
- 息をとめて走る(口呼吸しない)
- トップスピードまで早くもっていく
- ペダルに乗せる足裏の位置は指と土踏まずの間(足の指の付け根辺り)
- 実際のゴールより2~3m先まで全力で走り抜ける
1、サドルを両手で持ち脇をしめて走る
- サドルを持つことで、前傾姿勢になり風の抵抗を減らします。
- 脇をしめることで上半身のブレが少なくなります。
- 中心に力が加わり、走りが安定する。
- 集中力が高めやすくなる効果もあります。
2、タイヤの左右のブレを最小限にする
- 左右のタイヤのブレはタイムロスに直結します。
- 動画で撮影したり自分で確認し、ブレを減らす練習を繰り返しする。
- 左右の足を踏み込むとき(漕ぐとき)外に力をかけないようにする。
- 足の裏の内側半分と前方に体重を乗せるイメージです。
3、息を止めて走る(口呼吸しない)
- ハアハアと呼吸をすると体のブレが起き、風の抵抗を受けることになります。
- 短距離では前傾姿勢で風の抵抗を最小限にすることが大前提なので、余分な動きはしないようにする。
4、トップスピードまではやく持っていく
- スタートダッシュの練習が効果的です。
- 7mまでの練習をしましょう。
- 前半伸ばすか、後半の伸びか得意不得意はあると思いますが、トップスピードまで早くもっていくことは必ず必要です。
5、ペダルに乗せる足裏の位置は指と土踏まずの間(足の指の付け根辺り)
- 土踏まずより足先寄りに乗せることで前傾姿勢で漕ぎやすい。
- 効率よく足に力が入り速く漕げる。
6、実際のゴールより2~3m先まで全力で走り抜ける
- ゴールを少し先に意識することでトップスピードのままゴールすることが可能になります。
- ゴール手前で回転を弱めてしまうことを防げます。
- ゴール時は特にぐっと踏み込み、コンマ一秒をタイムアップしましょう。
大会当日、練習の成果を存分に発揮するためには当日の飲食も重要です。
こちら⬇️で詳しく解説しています。
練習方法や本数はどのくらいやったらいいの?
上記の6つの項目を意識しながら練習してみましょう。
すぐにマスターするのは難しいと思います。
焦らずに一つずつクリアしてくようにしましょう♪
1日の練習本数
- 10本くらいの練習が良い。
- スプリントの練習は体力と集中力がかなり必要になるため、2〜3本が高タイムを出せる限度です
- スタートダッシュの練習は7〜10本(〜7m)
- 50mの練習2、3本。
スプリントの練習のみでしたら、多めに本数をこなしてもいいです。
100mが早くなれば他の種目もタイムが早くなるはずなので、重点的に練習しましょう。
ただ怪我なく他の種目も練習するために、自身(お子さん)が集中して出来る本数にしましょう。
練習する時のポイント
練習毎に改善していくことで少しずつ速くなったり、急にポンとタイムが良くなります。
ただ本数をこなすだけでなく下の項目を意識して練習することがタイムを縮める近道です。
- 本番だと思って走る
- 一本一本に集中してください
- 一本ごとタイムを把握し、振り返りと改善を繰り返しながら練習する
- 特に最初の方がタイムは出やすいですが、タイムも意識するのはもちろんですが、走りながらフォームを意識して練習しましょう
- 50〜100mの後半はスピードが落ちないよう意識する
- 地面の状態に合わせて、タイヤの空気圧を変える
- コンクリート…指で押しても凹まないくらい
- 競技場…指で押すと少し凹むくらい
まとめ
- 上半身は前傾姿勢で息を止めて走る
- 体、タイヤのブレは最小限にする
- スタートダッシュはタイムに直結する
- ゴール先まで走りきる
- ゴールの瞬間により強く踏み込む
一輪車競技を始めたばかりの方からトップ選手にも役立つ方法を紹介しました。
自主練ももちろん必要ですが、タイムを測ってもらう人や一緒に練習する人がいるから上達します。
フォームを見てもらい改善しながら練習することが重要です。
チーム内外で競い合いながら上達していきましょう!
細かく目標を設定していきましょう!練習した分だけ必ず成果が現れます。
停滞時期もあるかもしれませんが、意識するポイントを忘れずに練習することを忘れずにしましょうね。
100mはレース部門の柱となりますから、真剣に向き合っていきましょう!
子どもの時に成功体験を多く積むすることで自己肯定感が高く、挫けない心の強さを持つことができます。