コロナ禍でお家にいる時間が長くなり、最近は家での快適さを求める人が増えていますね。
引越しをしたいけど引越しはとにかくお金がかかるイメージをもっていませんか?
でももし初期費用が10万以上安くなるなら引越ししたくありませんか?
私も今まで8回の引越しを経験し、最初の頃は不動産屋に言われるがまま高額の初期費用を払っていました。
しかし正しい知識を持った上で賃貸契約することで、初期費用のほとんどの項目が交渉可能=減額できることを知りました。
そのうち今回は火災保険について解説します。
賃貸契約の際、火災保険への加入が必須の場合が多く、そのままの流れでオプションてんこ盛りの保険に加入していませんか?
少しの手間と時間はかかりますが、自分に合った火災保険に加入することで節約にもなり、万が一必要になった時にも役立ちます。
[10万円以上安くできる]シリーズぜひお読みください。
仲介手数料無料や半額にする方法はこちら
サニタリーパック交渉する方法はこちらで解説しています。
火災保険って火災の時の保険だけど
詳しく知らないよ、教えて〜
火災保険って大きく分けて3つの項目があります
[賃貸物件] 火災保険の内訳
賃貸物件の火災保険は大きく分けてこの3つです⬇︎
- 火災保険(家財保険)
- 入居者の家財一式の補償
- 借家人賠償責任保険
- 大家さんに対する補償
- 個人賠償責任保険
- 日常生活のトラブルに対する補償
今はネットでも気軽に保険の見積もりや比較ができるようになっています。
ただ上記の3つの項目の内容について理解していないと見積もりをとることも出来ません。
「いくらの補償をつければ良いのか」
「どの補償をつけてどの補償を外したらいいのか」など
まずこの3大柱の項目について解説していきます!
1、火災保険=家財保険
『火災保険』は火災による事故や落雷、風水害などによって起きた建物や家財の損害を補償する保険です。
保険会社のプランによって、水害はつけて、風災は外すなど細かく変更可能です。
賃貸物件の場合、火災や自然災害が起きた場合、建物はオーナー(大家さん)の加入している火災保険で対応することになりますので、基本的には入居者は自身が所有している家財の補償が保険の主なところです。
家財に含まれるもの(順不同)
- 電化製品
- 冷蔵庫、パソコン、電子レンジ など
- 食器類
- 食器、調理器具、食料品
- 家具
- ソファ、机、たんす
- その他
- カメラ、レジャー用品
- 衣類、寝具
- 洋服、靴、布団
家財に関しては様々な保険会社が年齢、家族の人数に応じて金額の目安を出していますので参考にしてもいいでしょう。
ただ人によって例えばお手頃の家具で揃えている人と質にこだわっている人では、大きく金額が変わってきます。
自分の持っている家財を全て買い直すのに必要な金額がいくらか、計算してみましょう。
2、借家人賠償責任は原状回復させるための費用
日本には「失火責任法」という明治32年に定められた法律があり、
過失による火災の場合は損害賠償はしなくていい。ただし重大な過失の場合は除く。
つまり日本は木造建築が多いため、火災の危険が大きく、火災を発生させてしまった場合、巨額賠償の負担が生じてしまうため、隣近所を隣焼しても、賠償しなくていいです。
自分の加入している火災保険で、まかないましょうというものです。
賃貸物件ではほとんどの場合、火災保険の加入が必須なので、必然的に同じマンション人は火災保険に加入しているので類焼損害補償はつけなくてもよいことになります。
『類焼損害』とは自身の家からの失火で近隣の住宅や家財に延焼してしまった場合に法律上損害賠償責任がなくても、近隣の住宅や家財を補償するもの。
ただ注意してほしいのは大家さんに対するお部屋の原状回復はしなくてはなりません。
上記の項目で火災が起きた際は建物に関してはオーナーの火災保険で補償されると説明しましたが、借家人賠償はお部屋の原状回復に使う保険になります。
そのためお部屋の広さに応じて借家人賠償補償の金額を決めましょう♪
面積 | 支払限度額の目安 |
0㎡〜30㎡ | 500万 |
31㎡〜70㎡ | 1,000万 |
71㎡〜100㎡ | 1,500万 |
3、個人賠償責任は日常生活の突発的なトラブルに備えよう
個人賠償責任補償は日常で起こり得る事故に備える保険です。
事故が起こらないに越したことはないですが、起きる可能性は低いけど万が一起きたら多額の負債を抱えてしまうため活用するべき備えです。
- 自転車を運転中に歩行者にケガをさせてしまった
- 買い物中に子どもが商品を落として壊してしまった
- 飼っているペットが他人に噛み付きケガをさせてしまった
- キャッチボールをしていて他人の家の窓ガラスを割ってしまった
- 子どもが駐車中の車にぶつかり、一部破損させてしまった
日常生活では予期せぬ事故が起こります。
小学生が運転する自転車が他人にぶつかり、9,500万円の賠償責任請求をされた事案がありました。
とくに子どもがいる場合は補償をつけていると安心できますね。
ただし個人賠償責任の内容は他に加入している保険と重複していないか必ず確認しましょうね。
個人賠償責任補償は加入者の家計を共にする親族全員が対象になるのが嬉しいですね。
自分に合った火災保険で無駄なく、万一に備えよう!
その他に破損や汚損に対する補償をつけるか。
- 家具の移動中誤って壁に穴を開けてしまった
- 子どもが壁に落書きしてしまった など
火災やトラブル以外にも対応している保険のプランは多いです。
また、日本では地震による被害は多いため地震保険もセットでつけるか。
盗難により起きた破損や汚損の補償をつけるかなど保険会社によって、選択できる項目が違います。
自分のライフスタイル、家族構成に合わせプラン、特約を自分で設計することで無駄な出費をすることなく実用的になるでしょう。
調べたり、見積もりをとる手間はかかりますが自分で契約することで加入する保険の内容も把握しやすくトラブル時に活用しやすいでしょう。
またいざ使うときにお金が支払われないと困りますので、申請が通りやすい保険かも必ず確認しましょう。