- 部下に「困ったら何でも言ってね」はNGです の内容か知りたい!
- 仕事での若手社員との関わり方に役立つ本はある?
立場が上がってきて、若手部下との関わり方について悩んでいました。
そこでドンピシャの内容が書かれているビジネス本を発見!
魅力的なタイトル【部下に「困ったら何でも言ってね」はNGです】にビビッときて購入
読んだ感想をお伝えします。
部下に「困ったら何でも言ってね」はNGです作品情報
部下に「困ったら何でも言ってね」の作品情報を紹介します。
タイトル | 部下に「困ったら何でも言ってね」はNGです |
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著者 | 伊藤誠一郎 |
発行 | 株式会社日本実業出版社 |
ページ数 | 243ページ |
出版年月日 | 2023年10月20日 |
定価 | 1,600円(税別) |
本屋にフラッと立ち寄り、気になるタイトルを発見
部下に「困ったら何でも言ってね」はNGです
ちょうど、若手社員の扱いに悩んでいた自分にビビっとくるタイトル
若手社員は「肯定」と「言語化」で自ら動き出す
約1.5~2時間で読めるページ数
マジっすか…読んで見よ。と思い購入
気になる本の値段は?
部下に「困ったら何でも言ってね」はNGです価格は税別1,600円。
私は早く読んで見たいと思ったので、本屋で買いました。
著者「伊藤誠一郎」について
本名 | 伊藤誠一郎(いとうせいいちろう) |
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仕事 | 若手社員育成専門コンサルタント/ 株式会社ナレッジステーション 代表取締役 |
専門分野 | リーダーシップ/交渉力/マネジメント/思考力/プレゼンテーション/コミュニケーション |
2009年に講師活動を開始し、プレゼンテーション、ロジカルシンキング、職場コミュニケーション、組織マネジメントなど新入社員から中堅社員、管理職まで延べ300社、2万人以上に研修、講演、セミナーを実施。
2012年に総合型選抜指導塾リコットを設立し、高校3年生を対象に志望理由書の書き方、プレゼン発表、面接、小論文のマンツーマン指導を行い、独自の指導法で合格率93%を達成。
現在は、多くの若者と接する氷河期世代という二刀流講師としての経験を活かして安心安全な上司と部下の関係づくりに尽力している。
受講者からは「想定外の気づきの連続だった」「脱・昭和の指導の必要性を強く感じた」「今までの言動を根本からあらためなければいけない」といった声が多く寄せられている。
部下に「困ったら何でも言ってね」はNGです-感想・要約
各章の個人的にグッときた響いたポイントをピックアップして本書の魅力を伝えていきます。
魅力的な内容が満載の4章構成。
章 | タイトル |
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第1章 | 上司が知っておくべき「若手社員のリアル」 |
第2章 | 若手部下への「やってはいけない」NG行動 |
第3章 | 若手社員は「肯定」と言語化で自ら動き出す |
第4章 | 若手社員は一緒に並走しながら伸ばす |
実践ですぐに役立つ内容が多く面白かった。
若手社員との関わり方を学ぶのは仕事をする中で必須になるので、読んでよかったと思える本でした。
その中の第1章~4章でグッときた一部を紹介します。
第1章 上司が知っておくべき「若手社員のリアル」
「最近の若手は自分から動かない」わけではない
P19 1章 上司が知っておくべき「若手社員のリアル」
若手社員は自ら動く人が少ない…
指示を待って、やることが無ければ暇そうに寝ている。
それは自分から動かないわけではないのです。
覚えておきたいのは「若手社員は動かないのではなく動けないということ」
この視点を忘れずに覚えておくと、受け止め方が変わってきます
こちらが支援する気持ちで歩み寄ると、素直さを持って耳を傾けてくるというのも今の若手社員の特徴。
動けないという視点を持って、ネット検索で育った世代には、「自分から動く必要性」そのものから教えてあげましょう。
これからAIが発展してくると、より自ら動く必要性は高まってくると感じます。
第2章 若手部下への「やってはいけない」NG行動
「後半追い込み型」による負のスパイラル
P102 2章 「後半追い込み型の仕事」をさせてはならない
後半追い込み型の仕事の進め方で苦労した経験がある人も多いのではないでしょうか。
トラブルの大半は仕事の仕方が良くないことにあると実感します。
本章を読んでいて「忘れないでおきたい」と思ったのは…
「前半先行型の仕事」に切り替えるようにする。 「緩→急」という仕事の取り組みから「急→緩」というペース配分に変えます
若手を積極的に仕事に巻き込んでいくやり方など参考になる内容が盛りだくさん。
第2章では「プライベートな話題から若手と仲良くなろうとしない」や「昔のチョイ悪な武勇伝を自慢してはならない」など面白い話がたくさんありました。
第3章 若手社員は「肯定」と言語化で自ら動き出す
最近の若手社員は「失敗談」に興味を示す
P178 3章 他人の成功話ではなく、自分の失敗談を語る
若手社員に対しては、成功体験談よりも自分の失敗談のほうが響く。
これは「確かに…!」と思いました。
若手社員には先輩社員がとんでもなく凄い人に映っていることが多いのかもしれません。
先日、私が若手社員に過去の失敗談を話したときも「先輩にもそんなことがあったんですね…全然想像つかないです」と言われました。
最近の若手社員は、失敗談に対して強い興味を示し、自分の失敗を惜しげもなく披露できる人に信頼感を抱く傾向にあります
失敗談の方がリアリティがあり、伝わるというのは覚えておきましょう。
他にも3章ではアドバイスの方法などすぐに実践で取り入れられる内容があったので、仕事でどんどん試していこうと思います。
3つに分類して手順を組み立てるアドバイスはとても参考になりました。
- 簡単に素早く終わる仕事
- 自分だけの裁量でできず、進めるにあたって時間がかかる仕事
- 集中して手を動かす仕事
第4章 若手社員は一緒に並走しながら伸ばす
もったいぶらずに正解を共有したほうが近道なことも多い
P192 4章 「正解」は探させるのではなく最初から提示する
指示待ち人間にならないように、1つの仕事をバラバラに教えず、一連のプロセスを関連づけて教えていこうと思いました。
考えさせるために正解は教えないという教育方法もありますが、正解を教えて覚えてもらうほうが効率的なことが多いというのを心に置いておくことを決めました。
「わかる」と「できる」は別ステップだと認識しておくこと
よく若手社員はわかっているのに同じ失敗を繰り返してしまいます。
できるようになるまでには何度も繰り返し成功体験を積み重ねることが重要。
できることを積み重ねて指導していきましょう。
部下に「困ったら何でも言ってね」はNGですの目次一覧
目次一覧はこちら
第1章 上司が知っておくべき「若手社員のリアル」
- 若手社員は「火がつかない」という前提でいること
- 「最近の若手は自分から動かない」わけではない
- 「不便がない時代」だから想像力が育たない
- 貢献や承認欲求に応える「助かっているよ」「役立っているよ」と声掛けが大事
- 「あなたは抜群にいい」ではなく、「(あなたも含めて)みんないい」と伝える
- 入社後いきなり若手が転職の質問をしてきても、うろたえてはならない
- 自分のことはせっかちだけど、相手の事にはのんびり屋さん
- 「強制と忍耐の美学」ではなく「肯定と承認」の言動を
第2章 若手部下への「やってはいけない」NG行動
- 怒らない、叱らない
- 「わかりきったこと」を聞かない
- 「上司は少々怖い存在でなければ」というイメージを持ってはならない
- 「一人前になるには厳しさが必要」は旧時代の考え方
- 「何でもネット」「いつもスマホ」と若者批判してはならない
- 「頑張れ!」「大丈夫!」と周囲に気づかれるような鼓舞は避ける
- リアクションが薄いからといって声掛けを止めない
- 「後半追い込み型の仕事」をさせてはならない
- プライベートな話題から若手と仲良くなろうとしない
- 若手社員の前で否定的な主観を晒してはならない
- 昔のチョイ悪な武勇伝を自慢してはならない
- 若手社員を変えるのでなく、上司が変わらなければならない
第3章 若手社員は「肯定」と「言語化」で自ら動き出す
- 若手社員には「言語化」と「客観性」で丁寧に教える
- ため口ではなく、部下にも丁寧語で話す
- 丁寧に言い換えるトレーニング
- 「大丈夫!」と簡単にまとめない
- 若手社員の「疲れた」「厳しい」という言葉を軽く受け止めてはいけない
- 「困ったら何でも言ってね」NGフレーズ
- 自分で結論が出せない若者に、考える猶予を与えてはいけない
- 臆病な部下は勇気づけるのではなく一緒に心配する
- 若手の前向きで楽観的な姿勢をそのまま受けとってはいけない
- 暴論で反抗してくる若手社員にうろたえてはいけない
- 「今の自分の基準」で若手を評価してはならない
- 他人の成功話ではなく、自分の失敗談を語る
第4章 若手社員は一緒に並走しながら伸ばす
- 「できないこと」ではなく「できないこと」に着目する
- 「正解」は探させるのではなく最初から指示する
- 指導計画に「できない項目」を入れてはいけない
- 社会人教育の前に「子育て」のスタンスを持つ
- 「やり方」だけでなく「考え方」も教わる
- 「責任のとり方」だけではなく「責任の持ち方」を教える
- 「自己実現」だけでなく「他社実現」の喜びを教わる
- 苦労を乗り越えた先に「将来の糧」になることを教える
- 「正解がない仕事」が存在することも教える
- 教えるだけでなく、若手から教わる機会も持つ
- 「肯定」と「承認」は本来あるべき指導
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