『家事や育児を完璧にこなして仕事もする』
- 親は遠方で頼れない状況
- 平日は旦那さんの帰りが遅く、ワンオペ状態
- 晩婚化が進み平均出産年齢が向上し、年齢も若くない
- 急な子どもの病気やケガで通院のため、急に仕事を休まなくてはならない
- 一人目の子どもで手探り状態の中で育児をしている
- 子どもが2人、3人といて、手が足りない
それぞれの家庭で置かれている状況や価値観は異なります。
共働き世帯が増えた『今』だからこそ考えてほしい!
〜それでも働く必要はあるのか?またその理由は?人生設計は?〜
私は今2人目の育休中ですが、上の子は半年で保育園の0歳児クラスに入園させ、フルタイムとして仕事復帰をしました。
毎日仕事で疲れて帰ってきてからが1日の1番大変な時間。
- 保育園のお迎え
- たくさんの洗濯物
- 次の日の保育園の支度
- お風呂
- 夜ご飯の準備
- 寝かしつけ
と平日は子どもとゆっくり遊ぶ時間なんて取れずにあっという間に毎日、一週間、一ヶ月と過ぎていく日々でした…
この記事を読んでご自身の生活と照らし合わせて客観視することで、どう暮らしていくことが家族にとって、より良い生活となるのかを考えるきっかけになれば幸いです。
『生活、育児、仕事』この3つのバランスが上手く保てることで生活の満足度が上がり、心にゆとりがうまれ家族全体の幸せにつながるのではないでしょうか。
日本の共働き世帯の割合は?仕事時間は?
共働き世帯多いって言うけど実際どのくらいの割合なの?
2020年の共働き世帯が1245万世帯、専業主婦世帯が582世帯
1980年では共働き世帯が614世帯、専業主婦世帯が1114万世帯であった
平成9年に専業主婦世帯を共働き世帯が抜かし逆転した
出典:総務省「労働力調査特別調査」、総務省「労働力調査(詳細集計)」
倍の差をつけて共働き世帯の方が多いんだね〜
共働きが多いのは分かったけど、みんなどんな雇用形態なの?
<共働き世帯の仕事時間について>
6歳未満の子を持つ夫婦では
共働き世帯の妻の『仕事等時間」は4時間~4時間20分で夫の5割程度である
夫は妻の就業状況にかかわらず8時間40分~9時間程度である
また令和元年2019年の妻の就業時間別共働き世帯数をみてみると妻がパート(週35時間未満)が682万世帯
妻がフルタイム(週35時間以上)が495万世帯との状況である
内閣府男女共同参画局の令和2年版男女共同参画白書
週35時間ということはつまり週5日✖️7時間であり、9時~16時の勤務が想定できる。
フルタイムの妻でも、その内訳は短時間勤務に切り替えている方が多いということであろう。
少しデータが古くなりますが、
共働き世帯の妻の正社員率は15%となっている
2013年「共同参画」内閣府男女共同参画局
いかにして「家事、育児、仕事」をフルタイム(正社員)の雇用で両立させるのが難しいかを物語っている。
その結果、妻は出産や育児をきっかけに仕事の時間を大きく減らすことで生活と子育て、家庭を回している。
夫は仕事の時間を変えず、仕事が削れない中で妻や家庭を助けるために可能な範囲で家事や育児に参加している状況である。
30代〜40代の仕事でも活躍する時期に、家庭と仕事の両立をとることは容易ではないでしょう。
働くママもパパも毎日大変だよね。1日の流れを確認してみよう!
共働き家庭の1日の流れ
- 6:00〜
- 夜泣きで寝た気がしない中、起床
- 朝ごはんの準備
- 6:30〜
- 子どもを起こして、着替えさせる
- 保育園バックの最終確認
- 連絡帳の仕上げ
- 子ども朝食
- 7:15〜
- 自分の支度はほぼ出来ず何とか着替える
- 保育園の送り
- 8:00〜
- 満員電車で通勤
- 職場に着いたら上司の話やお客さんに笑顔で対応
- 12:00〜
- お昼休みは足りないものの買い出し
- 子どもの病院の予約
- 午後は定時に上がれるように必死で仕事をこなし謝りながら退社
- 17:00〜
- 仕事が終わったら走って電車の乗る
- 保育園にお迎え
- 17:30〜
- 夜ご飯の準備と食べさせる
- 夜ご飯の片付け
- お風呂に入れ
- 保湿剤を塗り、着替え
- 18:30〜
- 子どもの汚れ物を手洗いし、付けおき
- 洗濯を回して干す
- 次の日の保育園の支度(連絡帳の記入)
- 合間で子どもと遊んだり、おもちゃを片付ける
- オムツ替えやトイトレをする
- 20:00〜
- 絵本を読んで寝かしつけ
- 21:00〜
- 残りの家事をする
- 旦那さんのごはんの準備
- 23:00〜
- 夜泣き対応ループへ
- ↪︎授乳期の子どもがいれば1~3時間おきに起き
- 授乳やミルクをあげたり立って抱っこしたり
保育園の送りは任せて!頑張るよ!!
ありがとう!助かるよ〜
ではお迎えは私が行くね♪
夫婦の育児、子育て分担
夫婦どちらが何を担当するかを話し合って決めます。
細かい家事については出来る時に出来る人がやっていく。
これはあくまでもベースでなので、その時のお互いの状況に応じて助け合いながら進めていくことが重要です。
どっちの方が大変とかで揉めがちですが、そうではないです。
チームとしていかに毎日のタスクをこなしていくかが重要です。
『協力して頑張る!』
<夫の担当>
- 朝の保育園の送り
- ゴミ出し
- 帰宅後(平均22:00頃)洗濯畳み等
- 週末、一週間分の買い出し
- ↪︎スーパーと薬局(妻が買い物リストを記入することで時間短縮+余分なものは買わない)
- 週末のお昼ご飯担当
- 週末子どもと公園やたくさん遊ぶ
<妻担当>
- 保育園のお迎え
- ↪︎一時間早く出社することでお迎えに間に合うようにしている
- 夜ご飯の準備と補助
- お風呂に入れる
- 帰宅後の子どものお世話全般と家事全般
- 次の日の保育園準備
- 寝かしつけ
- 週末のご飯と平日のご飯ストック、離乳食ストック作り
- 週末家事全般
- 子どもの通院や予防接種、検診
我が家ではこのようにこなしているけど、家のことは最低限しかできないよね。
本当に毎日が精一杯だよね。
奥さんが正社員を退職するタイミングってどのタイミングが多いのかな?
妻が正社員の仕事を退職するタイミング
毎日試行錯誤をし、何とか夫婦で協力はしていくのだけど…
この生活の中で育児と仕事の割合のバランスが大きな課題となります。
- 結婚を機に
- 第一子妊娠後に
- 第一子出産後復職直後に
- 第二子妊娠を機に
様々な変換期において妻は仕事のキャリアを捨てパートや、専業主婦にならざるを得ないのでしょう。
ただ共働き世帯の妻の15%は夫と協力したり、ファミリーサポートや病児保育、または両親のサポート、さらに職場のサポートもあってはじめて何とか毎日のスケジュールをこなしていっている。
〜ただそれぞれ夫婦の数だけその背景は異なる〜
- 子どもの人数
- 子どものアレルギーや疾患の有無
- 子どもの年齢差
- 保育園や職場までの距離
- 仕事量、仕事の立場、勤務時間
- 住んでいる地域
- 両親の協力の有無
- 急な病気の時(連日休む必要のある時)の預け先があるか など
子どもが病気になった時が一番仕事との両立の難しさを感じるよね。
そうだね。
満足いく生活を送るためにはバランスが必要なのかなぁ。
共働き夫婦が考えるべき生活と育児と仕事のバランス
ここまで頑張ったところで、精神も体力も酷使される毎日の中
『妻、夫ともに仕事の日の育児の時間が増えれば増えた分、
生活への満足度が低下しストレスが溜まっていくのが現実だ』
(もちろん子どもの笑顔で癒されたり元気が出る面はあるが体は疲労困憊)
そしてそれは子どもの年齢が上がれば解決するという簡単なことではないのです。
年齢が上がれば身の回りのことはある程度自立するのでそこの負担は解消します。
一方で小学生になれば、また新たに今まではなかった負担が出てくるのも事実。
<小学生の壁>
- 学校の宿題を見る時間
- 持ち物の確認
- 習い事への送り迎え
- 長期休み中のお弁当作り
- PTAや保護者会など親の参加が必要な活動
- 兄妹喧嘩の仲裁 など
その年齢に合わせた課題がまた浮上します。
〜この状況の中で、家族や夫婦としてのあり方、生活の豊かさは何か、
何を優先にして過ごしていきたいのかをもう一度夫婦で考えてもらいたい〜
豊かさとはお金なのか子どもと過ごす時間なのか…
夫婦で過ごす時間はあるか。
家族へ思いやりを持てる状況に自分があるのか。
ヘトヘトになるまで走り続け、どうにか今日一日一日と毎日をこなしていく中で幸せな時間はどこまで作り出せるのだろうか…
だけどその一方で老後の費用の不安や子どもの教育資金も考えなくてはいけないんだよね。
共働きを継続するか、働き方を変えるか
お金に関する不安はどこまでも尽きない!
何を優先し、何を妥協するか…
共働き世帯の忙しい毎日だからこそ一度足をとめて、しっかりと考えてもらいたい。
せっかく夫婦になって、可愛い子どもにも恵まれた幸せを辛い毎日で過ぎ去っていくのか。
ゆとりを持って暮らしていくのか。
でも私自身もまだその正解は見つけることはできていないです。
そして、正解はない。
ただ漠然と駆け抜けるのではなく、納得いく子育て、また生活を一人でも多くの人にしてもらいたいし私もそうしていきたいと思っています。
『本当に人生で大切にしていきたい人、時間、大切に築き上げていかなくてはいけないものは何なのか』
人生楽しみながら、家族笑顔で過ごしていきたいですね^^